バランス型EL34全段差動モノラルアンプ
- yasushi-takahashi
- 2021年9月24日
- 読了時間: 3分
更新日:1月22日
新しいアンプについてブロクに書いたのは2020年1月、それから1年半かかって今年6月にようやく完成ww
モノラル構成、バランス型のEL34全段差動アンプ、いつものようにぺるけさん発表の回路を元にさせていただきました。
レイアウトが決まるまで数か月かかりましたが^^; モノラルアンプに多い縦長ではなくあえて横長にしたのはちょっとしたコダワリで、スペース効率よりアンプとしての佇まいを優先。放熱と配線のしやすさを考えてかなり余裕のある配置としたので内部はスカスカですww
シャーシは例によってサクラ材で枠を作ってその上にアルミ板を載せました。トップパネルには放熱と剛性確保のために2.5mmのアルミ板を使いましたが、底板をケチって1mmにしたのはちょっと失敗、せめて1.5mmにすればよかった^^; 内蔵型のチョークコイルは100均の金属ケースを加工、塗装したケースに納めてシャーシの上に載せています。
ぺるけさんの回路ではパワー管はEL34と6550Aのコンパチとして設計されていますが、 EL34以外は使うつもりがないのでグリッド抵抗は220kΩとして、出力も10W出ればじゅうぶんなので、電源トランスのタップを320Vから290Vへ下げました。定電流特性も62mAx2から54mAx2に減らしたので、計算上の出力は12Wほど。
使用するEL34はSNSで知り合った方に頂いたエレハモの中古球、ドライブ段の5687はオークションで入手しました。
出力トランスは一度は使ってみたかったタムラ、1次8kΩ、30WタイプのF685を満を持して春日無線のセールで購入(^^)、16ΩのNFB専用巻線があるのでNFBの定数もそれに合わせて調整しました。
ボリュームはつけないつもりでしたが、今まで使っていた6N6P全段差動アンプに比べると3段構成になるのでだいぶゲインが高くなり、プリアンプのボリュームをかなり絞ることになると途中で気づいて^^; 入力に6dB刻みで5段階のアッテネーターをつけることにしました。
前面に付けるか背面に付けるかでだいぶ迷いましたが、やはり前面はスッキリさせたいので背面の入力端子の横に付けました。配線作業を始めていたのでロータリースイッチの取り付けにちょっと苦労しました^^; センター位置で今までとだいたい同じ音量になるようにしてあります。
出力端子は1組だけで、A5に合わせて16Ωのみです。
完成後に電源電圧を測定すると、AC電源電圧が104Vほどと高めなのと電源トランスの電流容量に余裕があるためか全体的に2次側の電圧が高く、特にヒーター電圧が7V近くあったので、1次巻線と2次の使っていない5V巻線とを直列にして2次側の電圧を下げています。
ぺるけさんのアドヴァイス通りに、その都度通電して各部の電圧をチェックしながら組み立てたものの、やはり完成して最初にスイッチをオンにする時はドキドキです。手早く各部の電圧をチェックするとEL34のグリッド-アース間だけが異常値を示しています。もしやと思いスピーカーをつないで(さすがにいきなりA5はつなげないので古い20cmのフルレンジ)電源を入れると、一瞬の間があってギャーとけたたましい音が(゚o゚;; 発振でした^^; NFBの配線を入れ替えると正常値になったので一安心(^^)
ゲインを測定すると左右で0.5dBほどのバラツキがあるのが気になって、あちこちチェックしてみましたが、結局ドライブ管5687がば原因だったようで、何本かの予備球と入れ替えたら利得は揃いました。NFBは7dBほどです。
初めてタムラの出力トランスを使ったのでどんな音が出るか期待していましたが、落ち着きのある聴きやすい音です。オーディオ的な味つけや誇張が感じられずいい意味でモニター的な明瞭さを感じるのは、業務用トランスを多く手がけてきたタムラらしさなのかもしれません。モノラル構成としたために差動アンプらしい奥行き感や定位感が増したようです。
A5からはもう少し生々しい音が出てほしい気がしますが、完成までの労力を考えてこれでよしとしますww
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