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  • 執筆者の写真yasushi-takahashi

Schmahl君

新しいクラヴィコードの設計をしている。元になるのはChristoph Friedrich Schmahl c.1790

無銘の5オクターブ fretted の楽器だが、調査の結果 Schmahl 作として間違いないだろうとの結論になった。


これは3年前に計測した時のメモの一部


これをもとに製図を始めたが、今回はSchmahlの忠実なコピーを作ることが目的ではないので変更したところもある。


基本的な弦長、J形のブリッジ、楽器のサイズなどはオリジナルを活かしたが、難しかったのは弦の間隔の設定。


クラヴィコードでは、一部の小型の楽器を除いて低音では弦の間隔を広く高音は狭くする。メモではユニゾン同士の間隔が低音が6.5mm、高音が3.5mmとあるのでそれを元に設定してみたか、どうしても弦長の辻褄が合わず、最低音の長さを同じにしても少し離れた位置の弦長が短くなる。ブリッジに対して弦は斜めに載っているので間隔によって弦長がかなり変わってくるので、短くなるのは弦の間隔が広すぎることが原因。

結局低音5mm、高音4mmにすることでブリッジの形状とタンジェント位置で決まる弦長の辻褄が合った。



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