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執筆者の写真yasushi-takahashi

新しいコロナワクチン

自己増殖型という新しいコロナワクチン( レプリコンワクチン)接種開始にとある学会が緊急声明として意義を唱えたことが物議をかもしているようだ


新しいワクチンを接種した人は入店お断りという貼り紙をした店まであらわれたらしい


この声明の中で懸念している2つの点が気になったのでちょっと調べてみた


「シェディング」の問題

シェディングという言葉は初見だが、要するにワクチンが接種者から非接種者へ感染することを意味するようだ


声明はレプリコンワクチンにそのおそれがあるとしてその根拠として Worse Than the Disease? Reviewing Some Possible Unintended Consequences of the mRNA Vaccines Against COVID-19 という論文をあげている


長大な英文なので読むのは後回しにして^^; 2人の著者について調べてみた


Stephanie Seneff アメリカのコンピュータ科学者であり反ワクチン活動家、そしてこの論文の掲載誌 International Journal of Vaccine Theory, Practice, and Research (IJVTPR) の共同編集者の1人

この掲載誌はなかなか歴とした名前だが Wikipedia によればコロナワクチンについての誤った情報を拡散していることで知られる反ワクチン刊行物とのこと


Greg Nigh この人は Immersion Health というクリニックで 癌の自然療法のようなことをやっているらしい


ちょっとこの論文は怪しいかも...



mRNAワクチンがヒトのDNAに取り込まれる問題

声明の中で

最近の研究では、ファイザー・ビオンテック製のmRNAワクチンの塩基配列がヒトの肝細胞のDNAに逆転写されたと報告されており(Aldén et al., 2022)、ヒトの遺伝情報に影響しないという言説は根拠を失いつつあります。

とかなり怖いことを言っているので、この「報告」についても調べてみた

こちらは日本語に翻訳してくれた人がいる


と言っても専門的な内容なので門外漢が読んで理解できるシロモノではないが、 Huh7 という研究用に不死化して増殖された肝癌細胞株を使った in vitro 試験管内での実験ということが分かる


Wikipedia によれば、この Huh7 という研究用の細胞株は1982年に57歳の日本人男性の肝臓腫瘍の細胞が由来なのだとか

ワクチンのmRNAが逆転写されたという報告についての記述もある

逆転写は確認されたけれどDNAに統合されることは証明されていない、ということか

In February 2022 it was reported that the Huh7 cells can reverse transcribe at least parts of the code of the mRNA from the BNT162b2 vaccine into DNA (the study doesn't prove that that DNA is integrated).

つまり生体内でヒトの肝細胞のDNAにワクチンのmRNAが逆転写されたことが確認された訳ではない


逆転写についてはこの記事が分かりやすかった


とするとこの声明の文の書き方はどうなんだろう、誤解を生みはしないか?



ということで自分なりの結論としては、ちょっとこの声明は反ワクチンのバイアスがかかっていて、素人が読むとコロナワクチンは怖いと思わせるような書き方を意図的にしているんじゃないかと思ってしまうのだが...


自己複製型のコロナワクチンが世界に先駆けて日本で承認されたことがつねづね時間がかかる日本の薬事行政らしくないのと、パンデミックの時に後手を踏んだのを挽回しようとしているんじゃないかとの憶測もあるから、とうてい信頼して接種しようという気にはならないのが本音


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