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SPレコードの電気再生

  • 執筆者の写真: yasushi-takahashi
    yasushi-takahashi
  • 2021年9月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月27日

蓄音機の魅力を初めてA先生に教えてもらったのは5年ほど前になるでしょうか。クラヴィコードの調整でお宅に伺う度に仕事そっちのけで何枚も貴重なレコードを大型の蓄音機で聴かせていただいて、その音の良さと音楽性の高さに驚愕したのが始まりでした。

ジャンルは様々で、コルトーからアート・テイタム、美空ひばり、イヴェット・ジローなどなど…

大型の蓄音機から放たれる音は圧倒的な存在感で身体の芯を貫かれるかのようで、イヴェット・ジローを聴いた時は音が出た瞬間に滂沱の涙。


A先生のお供で行ったコンサートで蓄音機研究家のマック杉崎さんにお会いして、その後杉崎さんのご自宅に何度か伺って幻の名機EMG Mark Xでリパッティのとろけるように甘い音を聴かせていたいたり、妻の実家にあったゼンマイの切れた小型の蓄音機を図々しくも修理していただき、そんなこんなで自分でもSPレコードをオークションで買ったりして集め始めるようになりました。まだ数はわずかですが自分なりにお宝と思っているレコードもあります。


SPレコードは、よく整備された大型の蓄音機で聴くのがベスト、それにまさるものはないことは断言できますが、まずそんな蓄音機を手に入れる見込みはなく、そしてどんな蓄音機でも鉄針の付いた重いサウンドボックスを載せて1回聴く毎にレコードがすり減って行く宿命からは逃れることができません。


生来がケチな性格の私は笑、SPレコードが傷まず、大型の蓄音機を買う財力がなくても楽しむことができる方法として、電気再生を目指すことにしました。

つまり78回転可能なターンテーブルを用意してSPレコード専用カートリッジを取り付け、アンプを通してスピーカーで聴くワケです。

私は蓄音機の魅力はホーンから放たれる音にあると踏んでいるので、A5なら蓄音機に近い音が出るのではないかという目論見もありました。


そしてついに昨日、数年がかりで準備して来た電気再生に漕ぎ着けることができました(T . T)


まずは蓄音機の音

ここからは電気再生

大がかりの装置でも小さな蓄音機の音にかないません(^^;;

運良くオークションでゲットできたビリー ホリデイのcommodore盤
シャリアピンの1911年の片面盤


ここまでに至る長い道のりは次回に


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