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巻線機の改良 その2

執筆者の写真: yasushi-takahashiyasushi-takahashi

更新日:3月19日

とりあえず形にした図面とにらめっこして細部を詰めている

見直すたびに改良点が見つかるので2週間近くかかってもまだ図面が完成しない^^;


自転車ペダル様の部分はベアリング1つでは上手くないことに気づいて2つ入れることにした


機械的強度の問題として、外径8mm、内径3mmの中空軸にM8のネジを切ると肉厚が2mm以下になってしまって、細目ネジを使うことも考えて強度を計算してみたもののどう考えてもこれは薄過ぎる^^;

これはしばらく考えて、ねじ込むのではなく差し込んでから止めネジ(セットスクリュー)で固定することで解決(^^)


空回りしないための位置決めピンも、8mmの軸の横にM3の貫通穴を明けるのはやはり心配なので2.5mmのピンを打ち込むことにした


その他に細かなサイズ調整をしたり、固定部分と摺動部分の公差を検討したりして出来たのが下の図面


今まで公差の資料を見てもワケが分からなかったのだが、今回気合を入れて読み込んだのでだいたいの意味が分かってきたww


基本的に穴加工は公差を一般的なH7として、それに対して軽く打ち込む程度のm6、手で押し込めるのがg6、そして軽く動くのがe7

φ2.5mm 公差m6のピンが+0.002から+0.008mmなので溝の幅を+0.02から+0.04mmとすると、隙間は間をとって0.024mm

資料から一般摺動部がH7に対してe7なので間を取ると3mm以下では差は0.024mmなのでこれで同じくらいになる


一番の問題は外径8mm内径3mmの中空軸

以前に購入したものが使えると思っての構想だったが、外径が7.8mmしかなくてベアリングとの隙間が大き過ぎて使えないことに今になって気づいた(^^;;

市販の物に外径公差g6というものがあったが、内径の誤差が±0.5mmもあってさらに肉厚の偏りが0.4mm以下というスペックなので使えるかどうかは賭けになる


h7の3.0mmのロッドを通して軸方向に軽く動くくらいで穴を開けてもらえるといいんだけど、これは加工屋さんに相談するしかないかな


 
 
 

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