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  • 執筆者の写真yasushi-takahashi

モノラル用フォノイコライザー その2

更新日:2022年4月1日

考え始めると止まらない^^;


ネットで検索してみると、市販、自作にかかわらずSPレコードに対応したフォノイコライザーのカーブ切り替えの数値の設定に2つとして同じものはないww つまりどれが正解と言えるものではないということ。

このあたり も参考にしてターンオーバー(低域上昇)はフラット、250Hz、400Hz、500Hz、600Hz、800Hzの6ポジション、ロールオフ(高域下降)は@10kHzでフラット、-5dB、-10dB、-12dB、-14dB、-16dBの6ポジションと決めた。


最初はモノラルLP用に各社のカーブをプリセットとしてSPと切り替えられるようにすることを考えていたが、それではちょっと複雑になり過ぎる^^; 上記のターンオーバー、ロールオフそれぞれ6ポジションにすればSPとモノラルLP両方の主要なカーブに対応できそう(^^)


そもそもSPレコードはそんなに厳密なものではないと考えれば、ターンオーバーはフラット、250Hz、500Hzがあれば足りる。モノラルLPでは400Hzと500Hzがあれば主なカーブは対応できるが、さらに600Hzと800Hzがあればじゅうぶんだろう。ロータリースイッチの入手のしやすさも考えると6ポジションが現実的かなという判断(^^)


RIAAカーブでは偏差を0.2dB以下に追い込んだりとかなり厳密な調整をするが、SPやモノラルは各社のカーブにも諸説あったり、年代によって違っていたりもするので、そこまで厳密にすることもないだろう。それよりも聴いて違和感がなければいいので、数段階の調整ができることの方が重要と割り切る(^^)


下記がたぶん一般的なCR型のイコライザー回路

3つの抵抗は固定して2つのコンデンサーのうちC1でターンオーバー、C2でロールオフを変化させてみた。計算式をスプレッドシートに組み込んで、販売されているコンデンサー2つまででなるべく誤差の少ない組み合わせを探す。


ターンオーバー250Hzでロールオフを変化させたグラフ

このように、ロールオフが下がるにつれてターンオーバーのラインは少し上がっていくことになるが、例えば250Hz、-16dBという組み合わせは実際には存在しない(と思われる)ので、なるべく実在する組み合わせで誤差が少なくなるようにコンデンサーの組み合わせを選んだ。

ターンオーバー500Hz、ロールオフ-14dB(正確には-13.7dB)@10kHzがRIAAカーブに相当する。



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